ラジオで聞きました。東京での演奏会なんていける身分でないので、ラジオで生演奏を聴けるなんて感動もひとしおです。
だいたいN響で、下野竜也で、小林愛実なんて掛け算振り切れそう。
愛実ちゃんのピアノは第一音からきれいでした。徐々にオケとノリノリとなり、ピアノとの一体感もあり良い感じに。
主題を結構甘めに弾いていました。
今まで割と壮大なスペースオペラ的な録音を聞いてたので意外でしたが、今日のこれはこれでとても良いんじゃないんでしょうか。宇宙戦争から愛の話にシフトし、その分すごくしっくりとしました。
私はこういう長い曲は聴きながら思考がどっかいってしまいがちなのですが、最後までまじめに聴いてしまいました。この意識を他に向けさせない感じは愛実ちゃんの特別な才能だとよく思います。まぁだからファンというか、ファンはそうなのかもしれませんが。
シューマンのピアノコンチェルトはピアノは弾きづめの印象です。
でも第一楽章から第三楽章まで、ゆく川の流れは絶えずといったふうに音楽はよどむことなく流れ、水面に光があたりきらきらしているように、音の粒はきれいにそろっていました。愛実ちゃんのすごい集中力!本当にノーミスだったのでは?代役公演であり、短い準備期間だっただろうに…
最後ちょっととちった感がありましたがご愛嬌でしょう。(また暗い顔をしていないか気になりました笑)オケの勢いもあり気持ちよくエンディング。
長い長い拍手でした。
からのソリストアンコール。
フルマラソン走ったのにまだ走れるの?て感じでした。しかも結構長いショパンのワルツ。こんな頑張って舞台裏で倒れていないでしょうか…