サムシング

自分が今好きなことや気に入ってることを書いています

ついにファイナル

3次予選の感想、全然間に合わなかったですね。書いてるうちに分からなくなっちゃって。


3次予選の反田さんは素晴らしかったです。私好みでした(笑)実は前は演奏や音、好きじゃなかった部分もあったんだけど。

今は聞きたいです。


あいみちゃんも良かった。

特に雨だれ。

しとしとふる雨の音が、雨上がりに日がさす様子が、そして風景と一緒にショパンの気持ちも伝わってきて。すこしゆっくりのテンポで弾くところが、あいみちゃんの音楽性のすばらしいところ。


あと日本人では古海さんも良かったです。古海さんはちょっとかたくて、あんまり好きじゃなかったけど、3次予選は伸び伸びとしていて気持ちよかったです。


3次予選からファイナルの選考はわりかし納得いくものでした。

ショパンコンクールの採点はあんまり綿密なものでもなく、また多少の忖度やポーランド人の優遇があるのは間違いありませんが(落ちた人には単にその日緊張してただけの人もいるでしょう)ただ今回PACHOLECが残り、NEHRINGが落ちたことになんだか納得しました。ショパンコンクールの若い才能を柔軟に評価する姿勢は良いと思います。年上のテクニックにすぐれた、プロのような演奏者があっさり落とされる中、10代の演奏者が何人か残っています。

また結構ひどく間違っても、良いところがあれば残しているのもいいところです。

18歳のポリーニを世に出したこと。

あるいは20歳の愛実ちゃんをファイナルまで残したこと。(あいみちゃんは過去のyoutubeを聴くとまだ今のように特別うまくはありません。)

ショパンコンクールは単に音楽を評価するところではなくて、スターを発掘する場所なのだと。優秀だけど私以上に気まぐれな耳が聴いてるんだってこと。そんなショパンコンクールが楽しかったです。まだ終わっていないけど、ありがとう。


愛実ちゃん。

今回の演奏は素晴らしかったけど、気を抜いたらだめですよ!最後の最後までbestを尽くすこと、優勝は反田さんにも、他のコンテスタントにもあげちゃだめ。

愛実ちゃんがきっと掴み取ってください。