12月26日。
天気予報どおりの大寒波、空気がきーんと冷え、粉雪が舞い散る中、帰れるか弱気になる母を励ましながら、山口から行ってきました。
小林愛実とカルテット•アマービレ@広島公演。
思えば県外に出るのは2-3年ぶりでしょうか。広島駅自体も本当久しぶりで、お好み焼きの麗ちゃんにいくのに、まったく逆方向に進んでしまいました(というか昔は在来線側のアッセの2階にあったのよ)
そして新しいおしゃれな麗ちゃんについテンションがあがり、ロイヤルスペシャルall inトッピング全部入りなんて食べちゃった(3500円也)
牡蠣が美味しかったな。
今回のチケットは、ショパンコンクールとあいみちゃんにどハマりしていた私と母のため、父がとってくれました。ぴあにも出てなかったから、私は存在を知らなかったんだけど、父は中国新聞で情報をゲットしたらしい…やはり広島の情報は中国新聞…。
開場まで時間があったので、ゆっくりエールをぶらぶらしていたら、父から、整理券が配られているとメールが!今回まさかの自由席だったのです。母と私は大慌て!
東区民文化センターに行くと、ロビーはごったがえしていました。どういうシステムかよく分からないまま、整理券をもらい、ホールに入り、前列後方の良さげな席に落ち着いて、ふーと一息ついて。
気づいたのです。
最前列のど真ん中が空いてるって。
でずうずうしいけど、当然そこに移動しました。
手は見えない席で、ピアノを弾く人にはあまり人気がなかったみたいだけど、最高でした。
多分こんな席で聞けることは一生ないかも。
スーパーラッキーストライクでした。
あいみちゃんのショパンでコンサートは始まりました。白のかわいいドレスであらわれるあいみちゃん。
ノクターンop48-2でスタート。ショパンコンクールの一次予選の最初に弾いていた曲…いいなぁ。
そしてアンダンテスピナート。これがまた良かったです。とにかく最初からメロディがきれいだし音がきれいだし、あー来てよかった!大満足!
で一旦あいみちゃんは退場。
カルテット•アマービレに代わり、満月の夜に、という高嶋圭子さんの新曲を。素敵な曲でした。
そして、カルテット•アマービレによるベートーヴェン四重奏に。
今回のコンサートは、私はとにかくあいみちゃんのショパン目当て。
だったのですが、カルテット•アマービレも良かったです。今回席が最前列真ん中だったのこともあり、両親もベートーヴェンに感動しきりでした。
そして休憩を挟んでドヴォルザークのピアノ五重奏だったのですが、これがまた、良かったです。
プロってすごいですね。小林愛実とカルテット•アマービレは10年来のコンビかのように息がぴったりで、勢いがあって、完成度がすごかったです。
おりしも寒い日だったので、ドヴォルザークの故郷の寒いスラブの田舎に降る、冷たい雪のような、高音が響く…なんて美しい高音のトリル。
あいみちゃんはショパン弾きだと思っていましたが、ドヴォルザークもすごく良かったです。
あとこういう室内楽においてわがままなのかな、と思いきや、そのあたり本当絶妙でした。
弦も良い音。
まぁ感動というか、楽しかったというか、大満足で。母もコンサートいろいろ行くけど、こんなに楽しいことはなかなかない、と言っていましたが、私もこんなに楽しかったコンサートないかも、と思いました。
残念だったのは、最後。ステージで一礼するあいみちゃんに、プレゼントがあげれそうだった。
花かチョコレートか買っとけば。渡せる一生に一度のチャンスだったかも。こんな席で見れるなんて思ってなかったから仕方ないんだけど。