10月3日より、ついに5年に一度(今回はコロナのため6年ぶり)のショパンコンクールが始まりました。
コンクールの様子はyoutubeでライブ配信されており、スピーカーにつないできくと、まるで現地に足を運んだようにリアルタイムで曲を楽しめ、誰がコンクールを勝ち進むのかドキドキしながら追うことができます。
もちろん、全ては聞けてません!が本日のプログラムまでの感想をまとめたいと思います。
すばり、今一番気になっているのは
台湾出身 Szu yu Su蘇思羽です。
まだ若い女の子ですが、どうやら2015年も出ているのをみると、台湾の天才少女でしょうか?
圧巻でしたね。
音の美しさ、フォルテもピアノも高音も低音も速いパッセージもためも全て一流の技量と感じました。コンサート行きたい。
他気になったのは
反田恭平さん…聴き比べてもテクニックが高いことはよく分かりました。非常に準備されていることも。でも緊張されていたように思います。全体的にテンポが速く、ゾーンが発揮されていなかったような?
角野隼斗さん…youtubeやHAYATOSMのCDなど良かったと思いますが、予備予選通じてショパンは今ひとつ?
この人絶対いい人だと思うんですよね。ハッピーバースデー変奏曲なんて作るあたり。幼なじみの女の子のために作ってたら萌える。
ルックスは悪くないけど、気持ちが今エンターテイナーであることに向いているんだろうなぁ、と思ってます。
ショパンはもっとちがう感じ。
沢田蒼悟さん…医学生でショパンコンクールなんてそんなことありと思いますか?それもポリクリしながらコンクールに出るなんて。全く期待していませんでした。でも今のところトップクラスに好みの演奏でした。
この人の魅力は、深いけど透き通る音をしていること。あまり他のコンテスタントから選ばれないKAWAIのピアノを選んでいるのも一因かもしれません。(スタインウェイがいいと今まで思い込んでいましたが、KAWAIのピアノは全く違う個性を持った深い音色の楽器なのだと気付かされます。)
もうひとつの魅力は演奏にショパンらしい情感があること、本人もすごく落ち着いた目をした人ですが、ショパンとのシンクロ率がきわめて高いと思われます。(賞を全く狙ってないゆえに余裕もあるのかもしれません)
ただ最後のエチュードop10-4はまずまずでした。弾けていたけど、迫力に乏しかった気がします。正直他の曲選んだ方が良かったんじゃ、と思いましたが、本人が好きだったんでしょうか。私もこの曲好きですけど。
しかし本当大谷くんのよう。医学とピアノどちらもすさまじい才能があり、どちらも高いレベルを維持するってあるんだにゃあ。
竹田理琴乃さん…椅子の高さが上手くあわなかったのでしょうか。何か違うまま始めたのかもしれません。音がやや弱く、それゆえに?訴えるものも弱く感じました。独特の嵐のような弾き方も、詩情あふれるところも、部分的には素敵なところがたくさんあったのですが、なんだか決まらなかったように思います。
やはりみんな大舞台で緊張するんだな、と。ばっちり決めるってやはり難しいんでしょうね。
またつづきを。