サムシング

自分が今好きなことや気に入ってることを書いています

亀井くん、ファイナルおめでとう!

Twitterを見ていて、私も気になってしまい、マリアカナルスコンクールを少し拝見。

亀井くんは結構いい。

手が大きい、それでいて小顔…なんと神様に愛されていることよ…。

選曲は、現代曲的で、不協和音で、宇宙空間で、メランコリックで、どこが終わりか分からない曲が多かったが、そういうおしゃれな世界観なのだと思う。

私からすると若干おしゃれすぎるが退屈することもない。

まぁ…さすがおばさまたちはよく知っている。

誰が売れるかを。誰を応援すべきかを。

亀井くんのフォンメック夫人だな。

おばさま(勝手におばさまと決めつけている)がえらいのは、コンクールやメディアで良いというから良いと思っているのではなく、自分の耳で亀井くんを聞いて応援しているところだ。

だがファイナルの32 CHEN GUANGは強敵だ。








コンサートのおねだん

愛実ちゃんがガルシアと、ピアノコンチェルト1番、2番を弾くコンサートをポーランドでするらしいので調べてみた。

https://filharmonia.opole.pl/repertuar/

S席70ズウォティ(1ズウォティは30円くらい)

あまりに安いので、ズウォティの価値をもう一度調べたが、やはり家族4人でスタバに行き、コーヒーとクッキーを食べる程度のお値段のようだ。

海外のコンサート安いな。それなら私も行きたい…。


正直日本でオケやらコンチェルトを聴くのは高すぎる。サイモンラトルとロンドン交響楽団の公演、行きたいけど、サントリーホールはびっくり3万円越え。

つまり1000ズウォティてことですよ。

(一流の指揮者とオケだとわかっているけど)

めっちゃインフレ。


高すぎる…とつぶやく私に母がいう。

サイモンラトルとロンドン交響楽団が、演奏会に招いてくれたと考えたら、10万くらい包むでしょう。そう考えたら安いじゃない。飛行機で1日かけて、こっちでの滞在費もかかるのよ。しかも練習してきてくれる…。


演目もいいし、ピアニストはチョソンジンである。いずれどうしても行きたい気持ちに襲われるに決まっているが、何度も言うが、高い。


日本は地理的に遠すぎるのだろうか。しかも円安らしい。こうなると、海外コンサートに行くか、反田さんやってるような国産オーケストラに期待するしかない。






牛田くんのインスタライブ

今夜は牛田くんのインスタライブがあった。


牛田くんは時々コンサートのあとにインスタライブをしてくれる。ピアノの前で話しながら、弾いてくれる。レコード会社との契約上まるまる弾くことはできないようで、さらっと弾いたり、ちゃんちゃん、て感じで弾いたりするが、それも、音楽室のピアノで遊んでいるような情緒があってまた良し。


無料でサービスしすぎでないかと思うが、牛田くんなりに考えがあるんだろう。

曲のちょい見せ具合は、映画の予告編みたいな感じだからなぁ(めちゃくちゃコンサートに行きたくなる)


今日面白かった話は…

最近のコンサートはショパンが主だったが、今後はショパンのピアノ協奏曲をし、その後はゲンマンものを中心+フランスやスペインものを考えている。

ショパンのピアノ協奏曲は2番は独創的でショパンの個性が出た曲だと言っていたな。1番はポピュラー志向だと。(ざっくり)

グラナドスのゴイエスカスや、アンダルーサを弾いてくれたが美しかった。音と間の取り方が…良い。

フランスものは何をするかよくわからなかったけど、リスト?九州でもコンサートの企画があるようだ。(近くだったらなぁ)


牛田くんによれば、音楽家の一生においてよくある作曲の過程があるという。すなわち

若い曲→複雑な曲→単純で天才的な曲(4つあげていたが1つ忘れた…)

牛田くんが単純で天才的と思う曲は、ショパンなら舟唄や幻想ポロネーズブラームスならソナタ3番。

そういう曲が好きらしく、そういう曲が上手である。

牛田くんは選曲が良い。決してオタクすぎず、ポピュラーに良い曲を見つけてくるし、牛田くんが弾くとそうした曲がよみがえる。


そしてシューマンは彼曰く複雑なままで終わったと。強い憧憬を思い起こさせる、シューマンのピアコンのさわりもひいてくれたが、これもあいみちゃん系の解釈で良かった。


牛田くんにはピアニストならではの、楽譜を読んでいるからこその着眼点があり面白いし、話題もつきない。本当、牛田教授になれるかも(笑)







激推しの7人ピアニスト

反田恭平と佐渡裕新日本フィルのコンサート@周南市文化会館は一般発売すぐ完売になったよう。

すごい!演目が皇帝&ベト7の聴きやすい名曲で、ハッピーな演奏会が予測されるとはいえ、S席チケットは一万越えるのに…。


この間の愛実ちゃんのコンサートも、ファンの活気があったし、クラシックが盛り上がってるのかな。


レコード芸術を買おうか迷っている。

激推しのピアニストという企画が気になるけど、愛実ちゃんが入っていないのが気に入らないのである。


私は割と好みがはっきりしており、ピアノについてもそうで、音よりリズムが気になる。音がきれいで重厚的であっても、響きをききすぎて重いのはあまり好きではない。(ブルースリウのように変わったリズム感も苦手である)

またショーレースでは、割と優勝できない人の方が好きなことが多いが、それは新しく、質量に秀でていて、あっと心をつかまれるような個性的なスタイルが好きだからである。だが、このタイプは、チャレンジはないが、好感度と完成度が高いタイプに負けやすいためそうなる。


私としては、激推しは


チョソンジン→この人は音が綺麗だ。響きの正統性(倍音がきわめてきれいなのではないかと思う)と雰囲気はピアノの王子様である。


小林愛実→彼女のピアノは花に例えたい…薔薇であり、百合であり。甘く、優しく、たおやかで気品がある。情緒的である。


藤田真央→ピアノもだし、インタビューも、生き方も性格も、少し変わっていて面白い。音がやわらかくきれいだが、音楽にも生き生きとした魅力もあり、日本人の中では一段うまいと思う。


ここまで本気で。


トリフォノフ→重すぎず軽すぎない透き通る水のような透明感のある音は、この系のピアニストの源流なのか?最初聞いた時は興奮した。


カンタロフ→よく知らないが気になる。


まぁでもうまそうだ。


あとは日本人だと見に行きたいラインとして


反田恭平→私にはピアニストというより、ハリウッドの大物プロデューサーのように見える。もちろん音もきれいだし華やかだし、テクニックもあるが…流行とかウケとかが散らつくからだろうか。成功すると思うし、あいみちゃんなど他のピアニストの褒め方はすごく優しくて好きだし、日本のオケを世界的にするという理想も共鳴するのだけど。


阪田知樹→昔4月は君の嘘、というアニメをすすめられて、一話だけ見たが(私はアニメは苦手だ…)ピアノが良かった記憶がある。あれが彼らしい。

歌心のあるシューベルトブラームスは好きである。


務川慧悟→音楽がわりときっちりしているが、音のきれいさ重厚さ、かっつり作り込まれたラヴェルは良かった。(タイプじゃないのに好きになってしまった)


牛田智大→インスタライブで楽しませてもらったので、いつか生でも見たい。(すごいファンサービスである)リストのコンセレーション。


亀井聖矢→若いのに非常に安定している、ハイレベルなピアニストだと思う。国際コンクールで優勝するかは分からない。でも聞いてて退屈もしない。


まぁ7人にしぼるのは難しいんだろうけど、普通に考えて愛実ちゃんは入れてもいいはずだ。

表紙の写真は愛実ちゃんはなのに、なぜなんだ!

小林愛実コンサート@防府公会堂

3月13日の日曜は愛実ちゃんのコンサート@防府公会堂。

ショパンコンクールで4位を取ってから初の山口凱旋公演で、演目はシューマンシューベルトショパンショパンコンクールに熱狂してしまった私は(当時、愛実ちゃんが優勝すると心から信じていました)このコンサートについて愛実ちゃんがテレビで話してからずっと楽しみにしていました。


ショパンコンクールの快挙からはじめての地元公演だったので、会場には愛実ちゃんのことは小さい頃から知ってます、みたいな人たちがたくさんいました。


シューマンアラベスク…4つの曲からなり最初の曲は有名だけど、私の好きな感じの演奏だった(愛実ちゃんの演奏はいつも私にとってすごくいい)最後の曲はインパクトがあり綺麗だった。

シューベルトは…インタビューで(コンクールが終わった)今はシューベルトが弾きたいと言ってたので、気になっていた。これが今一番弾きたいって理由はよく分からなかったけど、シューベルトのメロディラインの魅力を楽しんだ。

ショパンは…ショパンコンクールの3次予選の再現といえる、24のプレリュード。

これは当然素敵だった。どの曲も完成度が高いが、特に数曲はすごく良かった。

そしてアンコール。なんと4曲!もう一幕あったようで、またアンコールの曲がどれも良くすばらしい。

ワルツ5番、幻想即興曲、悲愴第二楽章、遺作のノクターン。感動的でした。

帰りに防府天満宮によると、梅も満開でした。

ユニクロとヴァンクライバーン

ユニクロの柳井さんがロシアでの店舗を閉鎖せず批判されているらしい。いいと思うけどな、柳井さん。

ウクライナに10億円寄付し、難民には衣料品を提供する。

ロシアの店も閉めない。それはロシアという国のお客さんの信用を大事にしたいということと思う。

ルーブルの価値が50%も落ちているんだから…安い服を扱う商売でそんな旨味があるとは思えないし。

フィギュアとクラシックが好きなだけの私でさえ、ロシア人との分断に心が痛む。柳井さんのように商売してきたら…なおさらでしょう。

もちろん、状況がなお悪くなれば、そう言ってられない時もくるかもしれませんが(そうなっては欲しくない)

→と思ったら、結局ロシアでの事業を一時休止することになったようです。


ヴァンクライバーンピアノコンクールはロシア人ピアニストを予定どおり参加させると書いてあった。

ヴァンクライバーンが冷戦下のチャイコフスキーコンクールで優勝した過去からそうした決断となったそうだが、そういう姿勢もありではないかと思う。


音楽や芸術や商売は、必ずしも政治と同じ方向を向かないといけないのかな。


ウクライナの破壊はすさまじく、はたして復興できるのかあぜんとするばかりで、早く停戦してほしいと思う。けどロシア人は選挙で大統領を選んだかもしれないが、所詮共産圏、しかも国民が政策決定に関与していないし。

ウクライナが孤立無縁のように戦って停戦がすすまない、それを解決するのにロシア事業などを過度に制限するのは本当に戦略的にあっているのだろうか。


うちも、かつて経済制裁のはてに勝ち目のない戦争を起こした国ですからね…。北朝鮮だって経済制裁しても、政治体制変わらないし、ミサイル打つし。