今夜は牛田くんのインスタライブがあった。
牛田くんは時々コンサートのあとにインスタライブをしてくれる。ピアノの前で話しながら、弾いてくれる。レコード会社との契約上まるまる弾くことはできないようで、さらっと弾いたり、ちゃんちゃん、て感じで弾いたりするが、それも、音楽室のピアノで遊んでいるような情緒があってまた良し。
無料でサービスしすぎでないかと思うが、牛田くんなりに考えがあるんだろう。
曲のちょい見せ具合は、映画の予告編みたいな感じだからなぁ(めちゃくちゃコンサートに行きたくなる)
今日面白かった話は…
最近のコンサートはショパンが主だったが、今後はショパンのピアノ協奏曲をし、その後はゲンマンものを中心+フランスやスペインものを考えている。
ショパンのピアノ協奏曲は2番は独創的でショパンの個性が出た曲だと言っていたな。1番はポピュラー志向だと。(ざっくり)
グラナドスのゴイエスカスや、アンダルーサを弾いてくれたが美しかった。音と間の取り方が…良い。
フランスものは何をするかよくわからなかったけど、リスト?九州でもコンサートの企画があるようだ。(近くだったらなぁ)
牛田くんによれば、音楽家の一生においてよくある作曲の過程があるという。すなわち
若い曲→複雑な曲→単純で天才的な曲(4つあげていたが1つ忘れた…)
牛田くんが単純で天才的と思う曲は、ショパンなら舟唄や幻想ポロネーズ、ブラームスならソナタ3番。
そういう曲が好きらしく、そういう曲が上手である。
牛田くんは選曲が良い。決してオタクすぎず、ポピュラーに良い曲を見つけてくるし、牛田くんが弾くとそうした曲がよみがえる。
そしてシューマンは彼曰く複雑なままで終わったと。強い憧憬を思い起こさせる、シューマンのピアコンのさわりもひいてくれたが、これもあいみちゃん系の解釈で良かった。
牛田くんにはピアニストならではの、楽譜を読んでいるからこその着眼点があり面白いし、話題もつきない。本当、牛田教授になれるかも(笑)