サムシング

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いだてんを思い出す…

大河ドラマはたいてい早々に脱落してしまいがちで、いだてんもそうだったが、阿部サダヲ東京オリンピックの実行委員長になるあたりは、結構まじめに見ていて、大会直前、政治力により阿部サダヲが実行委員会から放逐されるくだりは、大河ドラマでも忘れられない名場面として心に残っている。

阿部サダヲはどこで間違った、とその一瞬に記憶をたどるのである。

そして、まだ若き日に高橋是清にオリンピックで国を盛り上げたらよいと入れ知恵したところに辿り着くのだ。


今回、ゲルギエフの解雇騒動に阿部サダヲの姿が重なる。彼はどこで間違った?クリミア戦争に対するステートメントプーチンとの近い関係、サンクトペテルブルクの音楽祭で世界中から絶賛をあびたこと、それ以前、経済的にうまくいっていなかった時期のロシアのクラシック界を立て直すことに愛国的な野心があっただろうこと… (想像です)


ウクライナ原発に手を出すロシアの嫌がらせのようなやり口も汚いが(ヨーロッパにも圧力をかけたいのだろうか?)世界中からの経済制裁も、経済制裁といえどえげつないものである。なんだか手足をもぐようで。これがNATOも参戦したり本当の戦争になったらもっとえげつないのかもしれないが…。

ロシアはウクライナへの侵攻をやめて、プーチンは引退し、ウクライナは講和してほしいと思う…。

ハリーポッターにおけるグリフィンドールとスリザリンの対立は、学校の寮という概念を超えた激しさであり、異様でもあったが、ウクライナ事変も同様で、ヨーロッパ人の政治的な対立における冷たさ、激しさは、非常にシビアである。
ゲルギエフは親プーチンとみなされ、ミュンヘンフィル、スカラ座カーネギーホールなどから締め出されるようだ。ネトレプコスカラ座を去る。
ウクライナへの攻撃を非難する声明に名前を連ならなかったからのをようだが、祖国を非難することを強制する踏み絵のようなやり方も恐ろしい。
まぁそのままでても観客から石を投げられるかもしれないから仕方ないのだろうが。
オリンピックやフィギュアの選手権の不参加もさることながら、なんだか既に決まっていた公演が(それも一流の音楽家の公演が)キャンセルになるときくと、分断という言葉がよぎり悲しくなる。


ウクライナ事変②

アメリカの予想をくつがえしてウクライナは善戦し、さっさと逃げるかと思われた大統領は総指揮をとっている。元コメディアンだろうが、ちゃんと選挙で選ばれた大統領なのだ。(経歴以上に良いところのある大統領なのは間違いないが、どこかの優秀なブレーンがついているのだろうか?)

ヨーロッパは停戦するよう、ロシアに圧力をかけている。(各国が武器を供与しているが、EUには加盟させなかった)私も早く停戦してほしいと思う。

プーチンの黒帯取上げは自業自得だが、フィギュアのロシアの締め出し、あんなに勢いよく飛んでいたトゥルソワが世界選手権に出られなくなったのは、運が悪いとしかやはり言えないし。(まぁ元々オリンピックだけのフィギュアファンではあるが)

モスクワへの留学を楽しみにして、おそらくチャイコフスキーコンクールも視野に入れていただろう若手ピアニストのTくんもかわいそうだし。(インタビューで嬉しそうなようすがとても可愛かったのに)

私自身、ロシアという国がテレビから消えるのがすごく嫌なのだ。ボルシチだって食べたいし。(プーチンは引退してほしい…)


でも、エストニア人(だったことをはじめて知ったが)のパーヴォヤルヴィのステイトメントを読むに、ロシアとの分断は数年、数十年をもしかしたら覚悟しなければならないもののようだ。

果たして幕引きは。

ウクライナ事変

つい昨日かおととい、プーチンキエフへの侵略はないといっていると新聞に出ていたはずだが、すでにキエフは戦場になっている。

戦争になるなんて…。

ロシアの国民性をしばし尊敬もしていた。フィギュアもそうだし、クラシックも、新体操も、ロシア人の高い芸術センスに支えられてきている。

チャイコフスキーラフマニノフは言わずもがな。現代日本のクラシックに限ってもかなりロシアの影響を受けている。ロシア人の教師から指導を受けた日本人はたくさんいるはずだ…反田さんも、清塚さんも、進藤さんも、松田さんもモスクワに留学している。それにロシア人は、チャイコフスキーコンクールで藤田真央を見出している…。


ふと思い出すのは、私の祖母がロシアに行きたがっていたことだ。ソビエト連邦の頃を生きていた祖母は、ロシアを旅行するという考えに、少しスリルを感じていたようだ。でも私はついこの間までロシアはヨーロッパの一国としか思っていなかったし、プーチンが多少強権的であるにしろ、将来機会があればロシアを旅行したり、チャイコフスキーコンクールも見てみたい、などと思っていたわけだ。

今回の事態はかなりショッキングである。

コロナで県外にすらろくに出れなくなって、そうこうしているうちにコロナがあけても、ロシアや中国をはじめ海外旅行にもそう気軽に行けなくなりそうな。過ぎ去った良い時代におばあちゃんとロシア旅行をしておけば良かったよ。



はるちゃんになりたい子

長女はいないいないばぁのはるちゃんになりたいらしい。はるちゃんは6歳なので、自分も6歳になったらいないいないばぁに出たいという。

どうやったらはるちゃんになれるか聞いてくるが、母は正直検討もつかない。NHKのいないいないばぁのオーディションを受けて、いろんなテストで一番になったらなれるんじゃないか…しかし、このアイデアは不評だった。(テストは嫌らしい)

ママがNHKを買収して、NHKの会長になったら、長女をいないいないばぁに出してあげる、というと、そのアイデアは気に入っていた。

おいおい(笑)

ママはNHKの買収方法を考えないといけない。

なお長女の貯金箱のお金もつかってよいそうである(1円玉しか入っていないが)


小林愛実ちゃんの防府公演、完売である。

ふふふふふふ。

かわいいサーシャ(女子フィギュア)

フィギュアの女子はロシアが素晴らしかった。4回転の美しいジャンプ。そのチャレンジと高い芸術性…まず団体のワリエワの演技に舌を巻いたし、フリーはなんといってもトゥルソワが良かった。母は金を取った選手が芸術的だったというけど、私はトゥルソワ派だ。4回転を5回するという異次元プログラムにもうくらくらした。金で良かったよなぁ。(まぁフリーでは1番の点がついていたのだから仕方がないが)


ドーピング問題にはいろいろ思う。楽しんでいた競技だが、競技者の子どもにとって健全な環境ではなかったのではないかという懸念が少しつらい。ワリエワには復活してほしい。


樋口新葉のライオンキングは良かった。会場を熱くしたと思う。坂本はトゥルソワのあとで、リンクの外では顔が硬かったが、リンクでは勢いのよいスケーティングで堂々とノーミスですべった。今回、彼女のことも好きになった。こうした状況で、ベストをつくした文句ない演技で銅メダルを勝ち取り、一方でワリエワを気遣う言葉にも嘘がない。いい性格であるし、救われる。


ついでに羽生くんのプログラム、春よ来いについて。もう少し派手なムードでも良かった気がする。清塚さんのピアノは素敵だが、後半の半分はフルートなど管楽器か歌を入れたほうが映えたんじゃないだろうか。

山口にも美味しいフレンチがある

山口にも美味しいフレンチがある。

山口にも美味しいパン屋がある。

山口にも美味しいケーキ屋がある。

山口にも美味しいカフェがある。


私が学生だった10年前と比べて、山口は新しい店が増えた。フレンチも、カクテルグラスに入ったカリフラワーのムースのアミューズから始まり、根セロリやビーツのソースがかかったサーモンの前菜に、かりかりのスティックパイが添えられたごぼうのスープ、キャベツに包まれた塩味が絶妙なタンに頬肉の煮込み、デザートには美味しいコーヒーと手作りのバニラアイスが美しく添えられた抹茶のテリーヌ…そんな立派なコースが食べれるし(3500円のランチだよ、もちろんランチにしたら高額だけど、でもリーズナブルである。)パンも昔ながらのパン屋しかなかったのに、今はこれはドイツかフランスか、みたいなパンが食べられる。

ケーキ屋やカフェも、都会で修行したパティシエが奥さんの地元で開業したなど(なぜかこのパターンが多い、やるな山口女)、都会で本当修行した人だと一目で確信する(見た目が美しい、そして味も裏切らない)ハイレベルスイーツが登場…!

昔を考えたらすごいことになっていると思う。